玉川上水からの分流が流れる東京・多摩の酒
蔵元は幕府直轄領であった熊川村で代々名主を務めた家柄で、幕末の文久3年、13代目のときに酒造りを始めました。明治に入り14代当主が玉川上水からの分流を引き入れ、熊川上水が流れる水性豊かな地に。樹齢700年以上の大きな欅が緑陰を落とし、白壁の蔵が立ち並ぶ広大な敷地内は、日本酒やビールを楽しめるテーマパークとしても人気。明治期に造られた本蔵で、地下150mより汲み上げるミネラル豊富な地下天然水を用い、30代の若き杜氏が生み出す酒は、穏やかな飲み口に米の旨味と香りののったバランスのよい味わいで、多摩の地酒として愛されています。